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World setting

【リーヴドライブ】

日本大技建がラムダヴァルダ開発に着手する前に実用化した人型自在伝導走行機器

機体各部に電磁推進機構「サーマライザー」を標準装備

総合的な機体サイズは極めて小さく頭部から胸部にかけても乗用車の一座席分程

機密性の高い搭乗者保護システムとERカーボンによって構成された対弾装甲は

生存率と作戦完遂率を底上げし

電磁推進機構を駆使した跳躍と移動は市街戦においても高い適応能力と俊敏性を発揮した。

基本電力は大容量 高出力で燃費効率も良い

リン酸鉄リチウムを使用したイオンバッテリー

ACソレノイドアクチュエータを使用した各駆動系は卓越した反応速度を有し

腕部 脚部の汎用性は高い。

 

【サーマライザー】thermariser

電子共鳴原理を応用した電磁推進システム

共鳴空洞内に電気エネルギーをマイクロ波として流し

凝縮共鳴した電子を中心軸に放出し機体を一定速度まで移動させる機構である。

機体の総重量や装備によって個体差はあるものの

化石燃料を使用せず電力のみで高高度跳躍や高速移動を可能とした

名称は「サーマルガン」と混同され易いが

経緯としてはサーマル「thermal」電磁放出時の熱量を指している

 

 

 

ラムダヴァルダシステム】

原子リアクターとは根本的に異なる構造を有した

「素粒子量子世界装置」

それを使えば、人はいかなる場所にいても宇宙へ行き、時間おも飛び越えられると噂されていた

夢の超科学システム 

量子コンピューターが11次元の変化をリアルタイムで解析し各次元の素粒子の働きを意図的に操る事で

空間や物質そのものに変化を与えるとされる。

(この時点で成功したのはデーターの量子転送と限定された質量の空間転移

もっと大規模な転送実験を行なう名目の元NASAへ輸送されていた)

だが、7年前の誤作動により第一世代は装置そのものが消滅。
「再開発実験場」が米国によって各地へ建設され

「第二世代」の開発が待たれるがそれはもはや非人道的実験が積み重なり

平和利用とは程遠いモノとなっている。

また米国陸軍の採用しているリーヴドライヴは

第一世代ラムダヴァルダシステムの基礎技術を採用していると噂されているが

真意は定かではない。

 

【骸略自衛隊】

正式名称「日本機動骸殻戦略自衛教導隊」

米国陸軍の「再開発実験場」及び

そこで行なわれる立証実験を未然に防ぐ名目の元

国内外で活動する実戦部隊である。

日本大技建の元 陸上自衛隊との共同で発足された。

人型自在伝導走行機器 リーヴドライヴを主力とする。

 

 

 

 

【89(エイティ・ナイン)】

2278年に軍事衛星を襲撃した出所不明のコンピューターウイルス

原子番号に酷似する事から「アクチ二ウム」又は語呂から「ハック」とも呼ばれる

自己学習能力と自己分析能力、自己修復能力に長け

数十年経った今も尚ネットワークの海を彷徨っている

これによって世界各国全ての無人兵器が機能しなくなり

自立AIを主軸とした軍事産業は有人兵器の見直しを余儀なくされる。

犯罪分析家の話では

アクチニウムの放つアルファ線がガン細胞を破壊する性質を持つ事から

世界各国の兵器を病原菌と称し断罪しようとする

一思想家、反政府団体の構成員が作ったものという説があるが

​真意は定かではない。

【ドルイドインダストリー】

公私の争い事の調停という意図の元命名された米国屈指の軍事企業
七代目社長であるバーナード・マクスフェルが籍を置き運営

大爆発より更に前日本大技建の新製品である人型自在伝導走行機器の価値にいち早く注目し

既存フレームを一体技建から買い叩き徹底解析

そのデータを下に独自の戦闘ロボットを開発するも不発 

しばらくは低迷の一途を辿っていた

 

しかし技建失脚後

米国陸軍は日本から取り入れた兵装リーヴドライブの整備 製造元として本社を指名

空白次期にするりと入り込む事に成功する。

かつてのデータを元にリーヴドライブを整備し圧倒的な信頼性を得た彼らは

米国陸軍の兵装関連を一挙に賄う事となり

現在ではリーヴドライブの開発と生産にその身を費やしている

以後ドルイド社の掲げるスローガンは「既存兵器との調和」

突出した兵装のみで戦場を兵士に歩かせるのではなく


信頼性の高い既存兵器といかに連携し戦局を変えられるかというプロセスで

発展途上の部隊や組織にも売り込める広いふり幅を作り上げた。

技建程のパイプは無く技術力も決して高いものでもない基本水準企業ではあるが

マーケティングやコンセプトの着眼点が他を逸脱しており

米国陸軍はそれを欲しがったと言っても良い。
 

【作品内の日本】

日本大技建が国内企業に全面的に働きかけ国内の経済は安定したが

同時に治安も著しく低下した、

労働基準や雇用体制 商業方針を一方向にシフトした事による失業者の増加

海外商業グループの介入によって権利を失った個人経営者等が後を絶たず

​国が設けた制度の改善を叫ぶ団体や 海外企業を追放する意図で動く思想家集団も誕生

深刻なテロリズムにまで発展したそれは

警察による対処は困難を極め 自衛隊装備も不可欠な治安となった。

又、そういった情勢化故 「骸略自衛隊」なるものが発足し易かったのは言うまでも無いだろう。

歴代年表

西暦2260年 : 水澤技術建設株式会社 創設

 

 

西暦2265年 : 水澤技建 圧力成型合成ネジの完成


西暦2267年 : 圧力成型合成ネジの大手企業買取が決定 一斉を風靡し莫大な利益を得る


 

西暦2269年 : 水澤技建がA&Eと提携し合併 名称を「日本大技建」と変える

 

西暦2275年 : 日本大技建 電磁推進機構と大型ソレノイドアクチュエイターを発案

 

西暦2278年 : ベンジャミン・アルセニー ノーベル化学賞を受賞


同時期 8月: 無人機に感染するコンピューターウイルス「89」が発生し問題視される


西暦2279年 : 人型自在伝導走行機器の設計図が完成

 

 

西暦2280年 : 第一世代 リーヴドライブが製造される

 

 

西暦2282年 :米国陸軍 日本大技建を指名しラムダヴァルダの開発に着手


西暦2283年 :第二世代リーヴドライブが開発され素粒子量子世界装置の検証が開始される。


西暦2285年 :米国陸軍海上爆発実験 
      第二世代リーヴドライブが各国に流通する。

西暦2287年 :内部勢力と米国陸軍の衝突が勃発 第三世代リーヴドライブが流通する。


西暦2288年 :米国陸軍 ラムダヴァルダシステムの開発に成功


西暦2289年 :第四世代リーヴドライブが流通


西暦2293年 : NASA輸送時に爆破事故が発生 日本大技建失脚


西暦2294年 : 日本国経済省 新規政策を実施 零轟曹米国陸軍に入隊


西暦2295年 :米国へロシア軍が介入 

西暦2297年 : 反政府組織「蒼の月」誕生 零轟曹 実戦へ投入


西暦2297年 : 抗争終結後 米国陸軍の人事刷新が開始される。


西暦2298年 : 骸略自衛隊誕生、第五世代リーヴドライブが流通


西暦2299年 :  零轟曹米国陸軍を除隊


西暦2300年 : 第2206号 蒼の月羽田国際空港占拠へ


 

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